活殺自在
読み方:かっさつ じざい
意味
人を生かすことも殺すことも、思いのままにできること。転じて、他人の地位・運命・処遇などを完全に支配し、自由に左右できるほど強い権力を持つことをいう。
由来
中国禅宗の仏教・禅語に由来するとされる。「活」は生かすこと、「殺」は殺すこと、「自在」は思いのまま・自由であることを表す。唐代(7~10世紀)ごろに発達した禅の「殺活」の考え方を背景とするが、現在の「活殺自在」という四字形の明確な初出年や単一の典籍は特定しにくい。
備考
禅語としては、人を悟りへ導くために厳しく接したり救ったりする働きを表す場合がある。現代では、他人を支配する強権的・非人道的な意味合いで使われることが多い。
補足
- 読みを「かつさつじざい」としない。正しくは「かっさつじざい」。
- 「生殺与奪」と混同して「活殺与奪」としない。
例文
- 将軍は捕虜の処遇について、活殺自在の権限を握っていた。
- その小説の悪役は、部下を活殺自在に扱う暴君として描かれている。
- 顧客の生活を活殺自在に左右できるほどの権力を、一企業に集中させるべきではない。
分類
類義語
対義語
- 不自由
- 他人任せ