泥古不化
読み方:でいこ ふか
意味
古い制度・習慣・考え方などに固執し、時代や状況の変化に応じて改めようとしないこと。「泥古」は古いものにこだわること、「不化」は変化・進歩しないことをいう。多くの場合、融通が利かず進歩性に欠ける態度を批判していう。
由来
中国の正史「宋史」の「劉幾伝」に見える語とされる。「泥」は本来、物に執着して離れない意をもち、「泥古」は古い事物・前例に固執すること、「不化」は変化しないことを表す。「宋史」は元代の至正5年(1345年)に完成した。
備考
伝統や古典そのものを尊重することを非難する語ではなく、事情の変化を顧みず古い方法だけに固執する姿勢を批判する語である。やや硬い文章語として用いられる。
誤用・混同注意
- 「泥古不変」とするのは定着した四字熟語ではない(正しくは「泥古不化」)。
- 「泥固不化」と書くのは誤り(正しくは「泥古不化」)。
例文
- 制度が作られた当時の事情だけを根拠に改正を拒むのは、泥古不化の態度だ。
- 伝統を大切にすることと、泥古不化に陥ることとは区別しなければならない。
- 彼は古い解釈を一字一句変えてはならないと考え、泥古不化だと批判された。