比肩接踵
読み方:ひけん せっしょう
意味
多くの人が非常に込み合い、肩が並び、かかとが触れ合うほど密集していること。人や人の集まりがきわめて多く、混雑しているさまをいう。
由来
中国の故事に基づく語。戦国時代の斉の宰相・晏嬰(紀元前6世紀ごろ)の言行を伝える晏子春秋に、都の臨淄には人が多く、「比肩継踵而在(肩を並べ、かかとを継いでいる)」とある。これが日本で「比肩接踵」の形で定着した。晏子春秋の成立は戦国時代後期、紀元前3世紀ごろとされる。
備考
人の密集・混雑を強調する、やや硬く文語的な表現である。肩と踵が実際に触れ合うことをいうのではなく、それほど人が多いことのたとえ。類似語に「摩肩接踵」がある。
誤用・混同注意
- 「摩肩接踵」と混同されることがあるが、どちらも正しい別の四字熟語である。
- 肩や踵が実際に接触する状況だけを指す語ではなく、非常に人が多く混雑するさまをいう。
例文
- 週末の駅前は、催し物に集まった人々で比肩接踵のありさまだった。
- 人気歌手の会場周辺には、入場を待つファンが比肩接踵していた。
- 祭礼の日の商店街は比肩接踵の人波となり、思うように歩けなかった。
分類
類義語
対義語
- 閑散
- 人跡稀少