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横行無忌

読み方:おうこう むき

意味

悪人や権力者などが、他人への迷惑や社会の規則を少しも気にかけず、思うままに勝手な振る舞いをすること。「横行」は勝手に振る舞うこと、「無忌」は忌みはばかるところがないことをいう。多くは非難の意味で用いる。

由来

中国の正史『明史』の「趙南星伝」に見える語。明末、宦官の魏忠賢が権力を握り、その一派が「横行無忌」に振る舞ったことを述べた表現に基づく。魏忠賢が専権を振るったのは17世紀前半(天啓年間、1621~1627年)で、『明史』自体は清代の1739年に完成した。

備考

主に、権力・暴力・立場を背景にした者が、規則や周囲を顧みずに勝手に振る舞う場合に用いる非難語である。「横行闊歩」と近いが、「無忌」は不法・無遠慮さの非難をより強く含む。

誤用・混同注意

  • 「横行無忌」は、単に自由に活動するという肯定的な意味ではなく、他人や規則を顧みない勝手な振る舞いを非難していう語。
  • 「横行無記」「横行無機」などと書かない。正しくは「横行無忌」。

例文

  • 無法者たちが町で横行無忌に振る舞い、住民は不安を募らせていた。
  • 監視の目が届かないからといって、企業が横行無忌な営業活動をしてよいはずがない。
  • 権力を得た一派の横行無忌を許さないため、議会は調査委員会を設置した。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字