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梵我一如

読み方:ぼんが いちにょ

意味

インド哲学・ヒンドゥー教で、宇宙の根本原理である「梵(ブラフマン)」と、個人の本質的な自己である「我(アートマン)」とは、本来一つであり区別がないとする思想。個人が真の自己を悟ることで、宇宙的真理と一体であると知ることをいう。

由来

古代インドのウパニシャッド哲学に由来する思想である。紀元前8世紀から紀元前5世紀頃に成立したとされる主要ウパニシャッドで、ブラフマンとアートマンの同一性が説かれた。日本語の「梵我一如」は、サンスクリット語の思想内容を漢字で表した哲学用語であり、特定の一文をそのまま四字に訳したものではない。

備考

仏教語ではなく、主としてヒンドゥー教・インド哲学の用語である。「梵」はブラフマン、「我」はアートマンを指す。日常会話よりも宗教・哲学の文脈で用いる。

誤用・混同注意

  • 「凡我一如」と書くのは誤り。「梵」はブラフマンを表す。
  • 「梵我一体」は意味の近い表現だが、「梵我一如」の単純な表記換えではない。
  • 「一如」を「いちじょ」と読むのは誤りで、通常は「いちにょ」と読む。

例文

  • ウパニシャッドの中心思想の一つに、梵我一如の考え方がある。
  • 彼は瞑想を通じて、自己と宇宙の隔たりを超える梵我一如の境地を求めた。
  • 梵我一如は、個人の魂と宇宙の根源が本質的には同一だと考える思想である。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字