根深蒂固
読み方
こんしんていこ
意味
根が深く、果実のへた(蒂)が固く付いているように、物事の基盤・勢力・習慣・考え方などが強く根づき、容易には揺らいだり取り除かれたりしないこと。長く続く制度や伝統、根強い偏見・対立などに用いる。
由来
中国の古典に由来する成句。「根深蒂固」は、『老子』第59章にある「深根固柢(しんこんこてい)」、すなわち「根が深く根元が固い」という表現を踏まえたものとされる。「蒂」は果実と枝をつなぐへたの意。『老子』の成立は諸説あるが、戦国時代(紀元前4~3世紀頃)とみなされることが多い。
備考
「蒂」は日常ではあまり使わない字で、「へた」と読む。肯定的には強固な基盤や伝統、否定的には偏見・悪習・対立などが容易に改まらないことを表す。文章語的で、会話では「根強い」が一般的。
例文
- 長年の対立は根深蒂固で、数回の話し合いだけで解消するのは難しい。
- 制度を改正しても、組織に根深蒂固した前例主義を変えるには時間がかかる。
- その地域では、自然を敬う信仰が根深蒂固たる文化として受け継がれている。
類義語
対義語
- 脆弱
- 不安定
- 根無し草
- 基盤脆弱