盤根錯節
読み方:ばんこん さくせつ
意味
樹木の根がからみ合い、節が入り組んでいること。転じて、物事の事情や問題が非常に複雑で、容易には解決・処理できない状態をいう。また、そのような難しい局面でこそ、人の能力や力量が試されるという意味を伴うことがある。
由来
中国後漢時代の故事に由来する。『後漢書』虞詡伝に、虞詡が困難な任務を引き受ける意志を示して「盤根錯節に遇わずんば、何を以て利器を別たん」と述べた話がある。絡み合う根と節を、処理の難しい問題にたとえ、難局によって有能な人物を見分けられるとした。『後漢書』の成立は5世紀ごろ。
備考
主に「盤根錯節の問題」「盤根錯節を解く」のように、複雑で解決困難な事情について用いる。単に「複雑」という意味だけでなく、難局で力量が試されるという故事的な含みを持つ。
例文
- この事業再生には、利害関係が絡み合う盤根錯節の問題が横たわっている。
- 盤根錯節の行政課題を解決するには、制度だけでなく現場の実情を理解する必要がある。
- 彼は盤根錯節の交渉を粘り強くまとめ、その手腕を高く評価された。