紆余曲折
読み方:うよ きょくせつ
意味
道や川などが、曲がりくねっていること。また、物事が進むまでの事情や経過が単純ではなく、さまざまな変化・困難・回り道を伴って複雑になること。多くは「紆余曲折を経る」の形で用いる。
由来
「紆余」は、ゆるやかに曲がりくねること、「曲折」は折れ曲がることを表す漢語である。似た意味を重ねて、道の曲がりくねった様子を強調した語が、転じて複雑な事情や経過を表すようになった。特定の一書を典拠とする故事成語ではなく、四字熟語としての成立時期も明確ではない。
備考
主に「紆余曲折を経る」「紆余曲折がある」の形で、物事の過程の複雑さを述べる。単に時間がかかったというより、途中に変化や障害、回り道があったことを含意する。
補足
- 「紆」の字を「迂」と取り違えないよう注意する。一般的な表記は「紆余曲折」である。
- 単に「長い時間がかかる」という意味に限定して用いるのは不十分で、複雑な変化や回り道を伴う経過を表す。
例文
- この計画は紆余曲折を経た末に、ようやく実現した。
- 交渉には紆余曲折があったが、両社は最終的に合意に達した。
- 彼女が作家になるまでの道のりは、まさに紆余曲折の連続だった。
分類
類義語
- 曲折
- 波瀾万丈
- 複雑多岐
- 山あり谷あり