深根固柢
読み方:しんこん こてい
意味
根を深く張り、根元をしっかり固めること。転じて、物事の基礎や土台が十分に確立されていて、外部からの変化や困難があっても容易には揺らがないことをいう。組織・制度・学問・信頼関係などの安定した基盤を表す。
由来
中国の古典『老子』第五十九章にある「是謂深根固柢、長生久視之道(これを深根固柢、長生久視の道と謂う)」に基づく。「根を深くし、根元を固くする」という原義から、国や物事を長く保つには基盤を堅固にすべきだという考えを表した。『老子』は伝統的には春秋時代の老子の著作とされるが、現行本の成立は戦国時代、紀元前4~3世紀頃とみられる。
備考
「柢」は「根元・基礎」を意味する字。主に組織、制度、学問、信頼関係などの土台が堅固であることに用いる。別表記として「深根固蔕」がある。
別表記
- 深根固蔕
誤用・混同注意
- 「深根固抵」は誤り。「柢」は木偏に「氐」で、根元・基礎の意を表す。
- 単に植物の根が深いという物理的な意味だけでなく、基盤が堅固であるという比喩的意味で用いる。
例文
- この企業は、創業以来の技術力と顧客からの信頼によって、深根固柢の経営基盤を築いている。
- 一時的な人気に頼るのではなく、地域社会に深根固柢した活動を続けることが重要だ。
- 基礎を繰り返し学べば、得た知識は深根固柢のものとなり、応用にも生かせる。
分類
類義語
対義語
- 基礎薄弱