李下瓜田
読み方:りか かでん
意味
すももの木の下と、うり畑のこと。すももの実を取ろうとしている、あるいはうりを盗もうとしているように見えて、他人から疑いをかけられやすい場所や状況をいう。転じて、身に覚えがなくても疑惑を招きそうな行為や立場を避けるべきだという戒め。
由来
中国・三国時代(3世紀)の魏の詩人、曹植(そうしょく)の楽府詩「君子行」にある「瓜田不納履、李下不正冠(瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず)」に基づく。うり畑で履を履き直せば実を盗むように見え、すももの木の下で冠を直せば実を取るように見えるため、君子は疑いを受ける行為を避けるべきだと説いたもの。
備考
「李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず」という形でも広く知られる。実際の不正ではなく、他人に不正と疑われかねない紛らわしい行為・状況を避けるという意味で用いる。
補足
- 「瓜田李下」は語順を替えた同義の四字熟語であり、単なる誤字ではない。
- 実際に冠を直したり履を履き直したりしてはいけないという字義どおりの意味ではなく、疑いを招く行為を避ける戒めである。
例文
- 彼は李下瓜田の疑いを招かないよう、取引先から個人的な贈答品を受け取らなかった。
- 監査を担当する社員は、李下瓜田を避けるため、対象部署との私的な会食を控えた。
- 身に覚えがなくても、李下瓜田となる行動は慎むのが公人としての心得だ。
分類
類義語
- 瓜田李下
- 李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず
- 嫌疑を避ける