末学膚受
読み方
まつがく ふじゅ
意味
学問や知識が浅く、物事を表面的にしか理解していないこと。「末学」は枝葉に偏った未熟な学問、「膚受」は皮膚で受けるように、うわべだけを受け取ることをいう。十分な調査や深い考察を欠く理解を批判的に表す語。
由来
中国・後漢初期の文人、班彪(はんぴょう、3~54年)が著した「王命論」に見える「末学膚受、貴耳賤目」に基づくとされる。本文は後に范曄が5世紀に編纂した『後漢書』の班彪伝に収められた。「末学」と「膚受」を重ね、浅薄で表面的な学び・理解を表した。
分類・構成
備考
主に学問・知識の浅さを批判的にいう硬い表現で、日常会話ではあまり用いない。「末学」だけでは、未熟な学問・学者をへりくだっていう場合もある。
誤用・混同注意
- 「末学不受」は誤り。正しくは「末学膚受」と書く。
- 「膚受」は「ふじゅ」と読み、「ふしゅ」とは読まない。
- 「末学」を単に「最後に学ぶこと」と解するのは誤りで、この語では未熟・浅薄な学問を指す。
例文
- 断片的な情報だけで政策を論じれば、末学膚受とのそしりを免れない。
- 彼は自分の知識を末学膚受にすぎないと述べ、原典に当たる必要を説いた。
- 複雑な歴史問題を一つの見方だけで判断するのは、末学膚受に陥るおそれがある。