朝耕暮耘
読み方
ちょうこう ぼうん
意味
朝に田を耕し、夕方に雑草を取ること。農民が一日中休まず農作業に励むさまを表す。転じて、目標のために日々こつこつと勤勉に働き続けることにもいう。
由来
元代の陶宗儀が14世紀後半(1366年ごろ)に編んだ随筆集『輟耕録』の「孝感」に見える語とされる。「朝」は朝方、「耕」は田を耕すこと、「暮」は夕方、「耘」は田畑の草を取ることを指し、朝から夕暮れまで農作業に励む姿を表した。
分類・構成
備考
「耘」は田畑の雑草を取る意で、日常ではあまり使われない漢字である。農作業そのものだけでなく、休まず勤勉に努力するたとえとしても用いる。文章語・格調高い表現。
誤用・混同注意
- 「朝耕暮運」と書くのは誤り。正しくは、草取りを表す「耘」を用いる。
- 「耘」を「うん」と読んで全体を「ちょうこうぼううん」としない。標準的な読みは「ちょうこうぼうん」。
例文
- 祖父は朝耕暮耘の暮らしを長年続け、家族を支えた。
- 新規就農した彼女は、朝耕暮耘で畑の土づくりに励んでいる。
- どの分野でも、朝耕暮耘のように地道な努力を積み重ねる姿勢が成果につながる。