朝種暮穫
読み方
ちょうしゅ ぼかく
意味
朝に種をまき、暮れに収穫するという意から、物事を始めてから成果や利益を得るまでが非常に速いことをいう。実際の農作業を指すのではなく、短期間で成果を得ること、またはそのような即効性を求めることのたとえ。
由来
中国古典に見られる農耕の比喩に基づく語とされる。「朝に種をまき、夕方には収穫する」という、現実にはあり得ないほど短い時間での収穫を表し、転じて速やかな利益・成果をいうようになった。四字熟語としての特定の初出文献および成立年代は確定しにくい。
分類・構成
備考
非常にまれな語で、日常会話ではほとんど用いられない。実際に農作業が一日で完結する意味ではない。教育・研究など時間を要する事柄に即効性を求める文脈では、批判的な含みを伴うこともある。
誤用・混同注意
- 「朝種暮獲」と書くのは誤り。収穫の意では「穫」を用いる。
- 「あさたねゆうかく」ではなく、通常は音読みで「ちょうしゅぼかく」と読む。
例文
- 新規事業で朝種暮穫の利益を期待するのは、あまりに楽観的だ。
- 基礎研究は朝種暮穫ではなく、長期的な積み重ねによって成果が現れる。
- 投資には朝種暮穫をうたう広告もあるが、安易に信じてはいけない。
類義語
対義語
- 大器晩成
- 長年累月