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旱魃為虐

読み方:かんばつ いぎゃく

意味

日照り・干ばつが猛威を振るい、農作物や人々に大きな被害を及ぼすこと。転じて、厳しい干ばつが長く続き、被害が広がる状態をいう。「旱魃」は本来、日照りを起こすと信じられた怪物・神を指し、「為虐」は災いをなして荒れ狂う意。

由来

中国最古の詩集である「詩経」大雅の「雲漢」にある「旱魃為虐、如惔如焚(旱魃が災いをなし、焼かれるようである)」に基づく。詩篇の成立は西周末、紀元前9〜8世紀頃と伝えられるが、厳密な成立年は不明である。旱魃という日照りの神・怪物が猛威を振るうさまから、深刻な干ばつをいうようになった。

備考

主に漢文調・文章語で用いる硬い表現で、日常会話では「深刻な干ばつ」「日照りが続く」などが普通である。現代では「旱魃」を実在の怪物の意味で用いることはほぼない。

別表記

  • 干魃為虐

誤用・混同注意

  • 「為虐」を「いがく」と読まない。正しくは「いぎゃく」。
  • 「旱魃」を「旱抜」「干抜」などと書くのは誤り。
  • 「為虐」は単なる残虐行為ではなく、「災いをなして猛威を振るう」という意味である。

例文

  • その年は旱魃為虐となり、稲田はひび割れ、収穫量が激減した。
  • 古文書には、旱魃為虐で村人が雨乞いを行ったと記されている。
  • 水資源に関する記録を読むと、旱魃為虐の時代に用水路が整備されたことが分かる。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字