日常坐臥
読み方:にちじょう ざが
意味
日々の暮らしの中で行う、座る・寝るなどの起居動作、転じて普段の生活全般をいう。とくに禅や仏教の文脈では、特別な行為だけでなく、毎日の何気ない振る舞いのすべてを指し、それ自体が修行の場になりうるという含みを持つ。
由来
「坐臥」は、座ることと横になることを表す語で、歩く・立つ・座る・横になるという人の日常の基本動作をいう仏教語「行住坐臥」と同じ語彙的背景を持つ。「日常」に「坐臥」を添え、日々の起居や生活全般を表すようになった語である。成立した正確な年代や、この四字熟語そのものの単一の典拠は明確ではないが、漢訳仏教語・禅語の伝統を背景とする。
備考
主に仏教・禅の文脈や、やや硬い文章で用いられる。「坐」は「座」の旧字体・異体的な表記として扱われることがあり、「日常座臥」とも書く。単に座ることと寝ることだけでなく、日常生活全般を指す。
別表記
- 日常座臥
補足
- 「坐臥」を座ること・横になることだけの意味に限定するのは不十分で、通常は日々の起居・生活全般を表す。
- 「日常座臥」は「坐」の代用表記として用いられることがあり、単純な誤字とは限らない。
例文
- 禅では、日常坐臥の一つ一つに心を配ることが修行につながると考えられる。
- 介護の現場では、利用者が日常坐臥をできるだけ自分で行えるよう支援する。
- 彼は日常坐臥においても礼節を忘れず、周囲から信頼されている。
分類
類義語
対義語
- 非日常
- 非常時