損人利己
読み方
そんじんりこ意味
他人に損害や不利益を与えてでも、自分だけが利益を得ようとすること。他者への配慮を欠き、自己の利益を最優先する利己的な態度を非難していう語。由来
中国の歴史書『旧唐書』の「陸贄伝」に見える語とされる。『旧唐書』は後晋の開運2年(945年)ごろに編纂された唐代の歴史書で、「人を損なって己を利する」という意味の漢文表現が、日本でも四字熟語として定着した。備考
主に他人を害して自分だけ得をする行為を、強く非難する際に用いる。日常会話よりも、評論・文章・倫理的な議論で使われやすい。例文
- 競争相手の評判を落として契約を奪うのは、損人利己の行為だ。
- 自分の利益のために部下へ責任を押しつける損人利己の姿勢は、信頼を失う。
- 短期的な利益を求めて環境を壊すことは、社会全体を損なう損人利己になりかねない。
類義語
対義語
- 利他主義
- 自己犠牲
- 滅私奉公
- 克己奉公