挨肩擦背
読み方:あいけん さつはい
意味
人が非常に多く、肩を押し合い、背中を擦り合わせるほど混み合っていること。人混みや雑踏の激しさを表す。
由来
中国・明代嘉靖年間(16世紀中頃、1550年ごろ)に刊行された白話小説集『清平山堂話本』に見える表現とされる。「挨肩」は肩が押し合うこと、「擦背」は背中が擦れ合うことをいい、密集した人混みの様子を表した。
備考
主に人混みの激しさを表す硬い書き言葉。身体が触れ合うほどの密集を強調する語であり、単に「にぎやか」という意味では用いない。日常会話では「大混雑」などが一般的。
誤用・混同注意
- 「背」は「せ」ではなく「はい」と読む。
- 「挨肩摩背」としない。標準的な四字熟語の形は「挨肩擦背」。
例文
- 花火大会の会場は挨肩擦背の混雑で、前へ進むのも難しかった。
- 連休中の観光地は観光客で挨肩擦背となり、店に入るまで長い列ができた。
- 開店直後の特売会場は挨肩擦背のありさまで、係員が入場を制限した。