悠悠自適
読み方:ゆうゆう じてき
意味
世俗の雑事や忙しさに追われず、自分の思うまま、ゆったりと落ち着いて暮らすこと。特に、時間や心に余裕のある生活を楽しむさまをいう。
由来
中国後漢末の思想家・仲長統に関する『後漢書』「仲長統伝」に、「優游自適、欲卜居清曠、以楽其志」とあることに由来する。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀に編纂した歴史書で、原形は「優游自適」である。日本では「悠悠自適」とも表記されるようになった。
備考
必ずしも「働かずに怠ける」という否定的な意味ではなく、外部の忙しさに左右されず、自分らしく心豊かに暮らすことを表す。定年後や隠居後の生活を述べる際によく使う。
別表記
- 優遊自適
補足
- 「働かず怠けていること」だけを意味する語と誤解しない。心の余裕をもって自由に暮らすという肯定的な意味で用いる。
- 「優々自適」と混ぜて書くのは一般的な表記ではない。表記は「悠悠自適」または「優遊自適」とする。
例文
- 定年退職後は、家庭菜園を楽しみながら悠悠自適の毎日を送っている。
- 都会を離れて山里に移り、悠悠自適に暮らすのが彼の長年の夢だった。
- 十分な準備をして早期リタイアしたので、今は趣味に打ち込む悠悠自適の生活を満喫している。
分類
類義語
対義語
- 汲々営々
- 東奔西走