弱肉強食
読み方:じゃくにく きょうしょく
意味
弱い者が強い者のえじきとなり、強い者だけが生き残って利益を得ること。自然界や、競争が激しく弱者が排除されやすい社会・業界の状況をいう。人間社会の冷酷なあり方を批判的に表す場合も多い。
由来
中国・唐代、8世紀末から9世紀初頭の文人である韓愈(かんゆ)の「送浮屠文暢師序」にある「弱之肉、強之食(弱きの肉は、強きの食となる)」に基づく。これを日本で四字に縮め、「弱肉強食」として広く用いるようになった。
備考
本来は弱者が強者の犠牲になる厳しい状況を表す語。自然界の説明にも用いるが、人間社会について使う際は、競争至上主義を批判する響きを伴うことがある。
例文
- 自然界では、弱肉強食の掟のもとで多くの生物が生きている。
- 価格競争が激しい市場は、弱肉強食の世界だといわれる。
- 弱肉強食の論理だけで社会を運営すれば、支援を必要とする人が取り残される。