弊衣蔬食
読み方
へいい そしょく意味
破れたり古びたりした衣服を着て、粗末な食事をすること。転じて、ぜいたくをせず、質素でつましい生活を送ることをいう。「弊衣」はぼろぼろの衣服、「蔬食」は野菜などを中心とした粗末な食事の意。由来
中国の歴史書『周書』の「柳虬伝」に由来する。北朝期の官僚・学者である柳虬が、貧しい中でも「弊衣蔬食、未嘗改操(破れた衣服と粗末な食事で暮らしても、節操を変えなかった)」と記されたことに基づく。『周書』は唐の貞観10年(636年)頃に編纂された。備考
日常会話ではあまり用いない、漢文調で硬い表現。単に貧しいというだけでなく、ぜいたくに流されない質素・清廉な生き方を評価する文脈で使われることが多い。例文
- 彼は事業で成功した後も弊衣蔬食を貫き、ぜいたくな暮らしを求めなかった。
- 祖父は弊衣蔬食の生活を送りながら、子どもたちの教育を何より大切にした。
- 寺の住職は弊衣蔬食を旨とし、質素な日々の中で修行に励んでいる。
類義語
対義語
- 錦衣玉食
- 贅沢三昧