左右為難
読み方
さゆう いなん
意味
二つの選択肢のどちらを選んでも不都合や困難があり、決めかねること。あちらを立てればこちらが立たず、どちらにも容易に処置できない状態をいう。
由来
中国・明代(おおむね14〜16世紀)に成立した白話小説『水滸伝』などに見られる漢語表現に由来するとされる。「左右」は左と右、転じて二つの側面・選択肢をいい、そのどちらについても「為難(処置するのが難しい)」という意味から、二者の間で決めかねる意となった。日本にも伝わり、四字熟語として定着した。
分類・構成
備考
「左右」は単なる方向ではなく、「あちらとこちら」「二つの選択肢」を表す。名詞的に「左右為難の立場」、また「左右為難に陥る」のように用いる。
例文
- 値上げすれば顧客が離れ、据え置けば赤字が拡大するため、会社は左右為難の状況にある。
- 同じ日時に双方から出席を求められた彼は、どちらを優先するか左右為難に陥った。
- 環境保全と地域開発の両立を迫られ、自治体は左右為難の判断を迫られた。
類義語
対義語
- 即断即決
- 決断果敢