少安毋躁
読み方
しょうあん ぶそう
意味
しばらく心を落ち着けて、焦ったり騒いだりしないこと。「少安」は少しの間安んじて待つこと、「毋躁」は焦り騒ぐなという意味である。事態が進展するのを冷静に待つよう、人をたしなめたり自分に言い聞かせたりする際に用いる。
由来
中国の歴史書・古典である『春秋左氏伝』襄公七年にある「吾子其少安、毋躁、亦無患也(あなたはしばらく落ち着き、焦り騒ぎなさるな。心配はない)」に由来する。襄公七年は紀元前566年に当たり、『春秋左氏伝』自体は戦国時代頃に成立したとされる。
分類・構成
備考
現代日本語の日常会話ではあまり一般的ではなく、文章語・格調高い表現として用いられることが多い。「毋」は「なかれ」を表す否定字である。
誤用・混同注意
- 「少安無躁」と書くのは誤り。否定の「なかれ」を表す字は「無」ではなく「毋」。
- 「しょうあんむそう」と読むのは誤り。標準的な読みは「しょうあんぶそう」。
例文
- 結果が出るまで、少安毋躁の心構えで待とう。
- 混乱した状況でも、彼は少安毋躁と自分に言い聞かせ、事実の確認を続けた。
- 監督は焦る選手たちに、「少安毋躁。まだ逆転の機会はある」と声をかけた。
類義語
対義語
- 軽挙妄動
- 焦燥不安
- 短気急躁