小心謹慎
読み方:しょうしん きんしん
意味
非常に注意深く、慎重に振る舞うこと。失敗や過ちのないように、細かな点まで気を配り、軽率な行動をしない態度をいう。
由来
中国・前漢の歴史書である「漢書」の「霍光伝」に見える語。「出入禁闥二十余年、小心謹慎、未嘗有過(宮中に出入りして二十余年、きわめて慎重で、過失がなかった)」とあり、政治家の霍光の慎み深い勤務態度を評した表現である。「漢書」は後漢初期、1世紀頃に班固らによって編纂された。
備考
「小心」は現代語では「気が小さい」の意味でも使われるが、この語では「細心である」の意。やや硬い文章語で、慎重すぎる態度を評する場合にも用いられる。
誤用・混同注意
- 「小心」を現代語の「気が小さい」という意味だけで解釈しない。この語では「細心で注意深い」の意。
- 「小心慎重」は定着した四字熟語ではなく、正しくは「小心謹慎」。
例文
- 重要な契約を結ぶ前には、小心謹慎の態度で条項を一つずつ確認する必要がある。
- 彼は新人のころから小心謹慎に仕事を進め、大きな失敗をしたことがない。
- 情報を外部に出す際は、小心謹慎を心がけ、個人情報の扱いに十分注意しよう。
分類
類義語
- 細心周到
- 用心深い
- 注意深い
- 慎重居士