粗枝大葉
読み方:そし たいよう
意味
物事の説明・文章・計画などが大まかで、細部まで行き届いていないこと。枝が太く葉が大きいだけで細かな部分がない、というたとえから、概略だけを述べて具体性に乏しい様子をいう。
由来
中国・南宋の朱熹(1130〜1200)の語録を弟子たちがまとめ、1270年ごろに黎靖徳が編纂した『朱子語類』巻七十八に見える。「粗い枝と大きな葉」だけで細部がないという字義から、議論や文章が大づかみで具体性に欠けることを表すようになった故事成語である。
備考
主に文章・説明・議論・計画などの「細部が不十分なこと」を批評する際に用いる。人そのものを指して使うより、内容や仕事ぶりに用いるのが自然。「大葉」は料理の「おおば」ではなく「たいよう」と読む。
補足
- 「大葉」を「おおば」と読まない。正しくは「たいよう」。
- 「粗枝大よう」などと表記しない。正しくは「粗枝大葉」。
- 単に「大まかでよい」という肯定的な意味ではなく、細部や具体性が足りないという批評的な含みを持つ。
例文
- 企画書が粗枝大葉では、実行に必要な費用や日程を判断できない。
- 彼の説明は粗枝大葉だったため、担当者は細部を補足する資料を作成した。
- 全体像をつかむ段階では粗枝大葉な議論でもよいが、最終案では具体化が必要だ。
分類
類義語
- 大まか
- 大雑把
- 概略的
- 粗略
対義語
- 精緻細密
- 微に入り細を穿つ
- 詳細周到