専心一意
読み方:せんしん いちい
意味
一つの物事だけに心と意志を集中させ、ほかのことに気を取られず、ひたむきに取り組むこと。「専心」は心をもっぱら一つに集中すること、「一意」はほかに心を動かさず一つの意志を貫くことをいう。
由来
中国の歴史書『後漢書』に見られる表現に基づく故事成語とされる。「専心」は心を集中すること、「一意」は一つの意志に定めることを表し、両者を重ねて、わき目も振らず一事に励む意味となった。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀(おおむね432~445年)に編纂した。
備考
「一意専心」と語順を入れ替えた形も広く用いられ、どちらも辞書に載る表現である。努力・学問・仕事・芸道など、一つの目標に集中する前向きな文脈で使う。
例文
- 彼は研究テーマに専心一意で取り組み、長年の努力の末に成果を上げた。
- 試験までの一か月は、遊びの誘いを断って専心一意に勉強するつもりだ。
- 職人は一つの器を完成させるため、毎日専心一意で技を磨いている。