検索

寧静致遠

読み方:ねいせい ちえん

意味

心を静かに保ち、目先の欲や雑念にとらわれずに努力を重ねることで、遠大な目標や理想を達成できるという意味。落ち着きと節度をもって、長期的な志を遂げようとする態度を表す。

由来

中国・三国時代の蜀(3世紀)に、諸葛亮が子の諸葛瞻へ訓戒として記したとされる「誡子書」にある「非淡泊無以明志、非寧静無以致遠(淡泊でなければ志を明らかにできず、心が静かでなければ遠大な目的を達成できない)」に基づく。

備考

「寧静」は心を静めて欲を抑えること、「致遠」は遠大な目標に到達することをいう。日常会話よりも、座右の銘、教育方針、文章語として用いられやすい。

別表記

  • 寧靜致遠

誤用・混同注意

  • 「致遠」を「至遠」と書かない。
  • 「寧静」を単に「むしろ静か」の意味と解さず、心の平静・安らぎを表す語として捉える。

例文

  • 会社が短期的な成果を追う中でも、彼は寧静致遠を信条として、長期の研究計画を着実に進めた。
  • 恩師は卒業生に、「寧静致遠の心で、目先の評価に振り回されてはいけない」と語った。
  • 庭園の静けさに身を置くと、寧静致遠という言葉が示す、落ち着いて志を育てる姿勢を思い出す。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字