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淡泊明志

読み方

たんぱく めいし

意味

名誉・利益や物欲に執着しない淡泊な心を保つことで、自分が進むべき志や理想を明確にすること。転じて、私利私欲にとらわれず、高い志を持って生きる態度をいう。

由来

中国・三国時代の蜀の政治家・諸葛亮(181年頃~234年)が、子の諸葛瞻を戒めるために記したとされる「戒子書」にある「非淡泊無以明志(淡泊にあらざれば、もって志を明らかにすることなし)」に基づく。成立年は不明だが、3世紀前半までの文章とされる。後半の「非寧静無以致遠」と対で引用されることも多い。

分類・構成

備考

「淡泊」は冷淡・無関心という意味ではなく、名利や欲望に執着しないことを指す。一般には「淡泊明志、寧静致遠」の形で、心を静かに保って遠大な目標を達成するという教えと併せて用いられる。

誤用・混同注意

  • 「淡白明志」と書くのは誤り。故事成語としては「淡泊明志」と書く。
  • 「淡泊」を単に人情味がない、冷たいという意味に解するのは不適切。ここでは名利に執着しないことをいう。

例文

  • 彼は淡泊明志を信条とし、地位や名声よりも研究そのものに打ち込んだ。
  • 淡泊明志の精神を忘れず、目先の利益に惑わされずに将来の目標を定めよう。
  • 創業者は淡泊明志を座右の銘に掲げ、私欲ではなく社会への貢献を事業の目的とした。

類義語

対義語

  • 追名逐利
  • 利欲熾盛
  • 汲々営利

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