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孑然一身

読み方:けつぜん いっしん

意味

身寄りや頼る人がなく、たった一人で孤独にいること。「孑然」は、ぽつんと一人でいるさま、「一身」は自分一人の身をいう。単に独身・一人暮らしであることではなく、援助者や親族もない孤立した境遇を表す。

由来

中国の歴史書『三国志』呉志・陸瑁伝に見える「孑然、無所憑頼(孑然として、より頼むところがない)」という表現に基づく。「孑然」は孤立して一人でいるさま、「一身」は一人の身の意で、これらを合わせて孤独無援の身の上を表す四字熟語となった。『三国志』は西晋の陳寿が3世紀後半に編纂した書物である。

備考

文章語・やや硬い表現で、身寄りや援助者がなく孤立している境遇を強調する。単に「一人暮らし」「独身」という意味で用いるのは適切でない。

誤用・混同注意

  • 「孑然」を「けつねん」と読まない。正しくは「けつぜん」。
  • 「孤然一身」とは書かない。正しくは「孑然一身」。

例文

  • 戦災で家族を失った彼は、孑然一身で故郷を離れた。
  • 頼れる親族もなく、彼女は孑然一身で新天地へ渡った。
  • 主人公は孑然一身ながらも、多くの困難に屈せず事業を成し遂げた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字