好為人師
読み方:こうい じんし
意味
自分の知識や能力を誇り、好んで他人の先生・指導者になりたがること。多くは、求められてもいないのに人へ教えたがる態度や、他人を見下して説教するような態度を批判的にいう。
由来
中国の儒教経典『孟子』の「離婁上」にある「人之患、在好為人師(人の患いは、好んで人の師となることにある)」に基づく。戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)の思想家・孟子の言葉で、むやみに人を教え導こうとする態度を戒めた表現である。
備考
原義は「好んで人の師となる」。現代では、単に教師になることを好むという中立的な意味ではなく、出しゃばって人に教えたがるという批判的な意味で用いるのが一般的。
誤用・混同注意
- 「好意人師」は誤記であり、正しくは「好為人師」。
- 「教師という職業が好き」という中立的な意味と誤解しない。通常は、頼まれていないのに人を教えたがる態度を批判的にいう。
例文
- 彼は少し知識があるだけで誰にでも助言するので、好為人師だと思われがちだ。
- 後輩を指導するときは、好為人師な態度にならないよう、まず相手の考えを聞くことが大切だ。
- 会議で求められていないのに長々と説明を始めるのは、好為人師と受け取られるおそれがある。
分類
類義語
- 自以為是
- 自尊自大
- 好為人上