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天道好還

読み方:てんどう こうかん

意味

天の道理は巡り巡って人の行為に報いを返す、という意味。とくに、悪事や不正を行えば、いつかはその報いとして災いが自分に返ってくるという教えをいう。善行にはよい結果が、悪行には悪い結果が返るという因果の考え方を表す。

由来

「天道」は天・自然を支配する道理、「好還」は戻ることを好む意である。中国古典の『老子』に由来するとされ、春秋戦国時代から戦国時代(おおむね紀元前4〜3世紀ごろ)に成立した思想を背景とする。天の理は公平であり、人の善悪の行為は巡り巡って本人に返る、という天道観を表した語として日本でも用いられてきた。

備考

古風で文章語的な表現であり、日常会話では多用されない。個人の不幸を安易に「悪事の報い」と断定すると、道徳的な非難や被害者への配慮不足につながるため、使用場面には注意が必要。

補足

  • 「還」を「環」と書くのは誤り。正しくは「天道好還」。
  • 単に「よいことが返ってくる」という意味だけではなく、悪行の報いが巡って返るという文脈で用いられることが多い。

例文

  • 不正な利益を得ても長くは続かない。天道好還というように、行いの報いはいずれ返ってくる。
  • 彼は天道好還を信じ、目先の利益のために取引先を欺くようなことはしなかった。
  • その小説は、悪徳商人が最後には没落するという天道好還の結末になっている。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字