大逆不道
読み方
たいぎゃく ふどう
意味
君主や父母に背き、殺害・打倒を企てるような、最も重大で人の道に外れた悪事をいう。「大逆」は君主や父母に対する重大な反逆、「不道」は人として守るべき道理に反することを表す。現在では、きわめて悪質で許しがたい行為を非難する語としても用いる。
由来
中国の歴史書『史記』に見える表現に由来する。前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろ(およそ紀元前91年ごろまでに)編纂した『史記』では、君主を殺すなどの反逆を「大逆無道」と非難している。「大逆」は君主・父母に対する重大な反逆、「不道」は人道に外れることを意味し、日本では「大逆不道」の形で定着した。
分類・構成
備考
本来は君主や父母への反逆を指す非常に重い語である。現代では比喩的に「極悪な行為」の意味でも使うが、強い非難を含むため、日常的な軽い批判には不向き。「大逆無道」ともいう。
誤用・混同注意
- 「大逆無道」も用いられる異形だが、一般的な四字熟語としては「大逆不道」が広く定着している。
- 単に「非常識」「失礼」という程度の軽い意味で用いるのは、本来の強い非難の意味から外れやすい。
例文
- 君主の暗殺を企てるとは、当時の価値観では大逆不道の罪と見なされた。
- 史料には、反乱の首謀者を大逆不道として厳しく処罰したと記されている。
- 他人の意見が気に入らないからといって、すぐに大逆不道だと非難するのは行き過ぎだ。
類義語
対義語
- 忠君愛国
- 孝行忠義