大逆無道
読み方:たいぎゃく むどう
意味
君主・国家・父母などに背き、人として守るべき道理や道徳を著しく踏み外すこと。また、そのような極めて悪質な反逆・悪行をいう。本来は君主に対する重大な反逆を意味したが、現在では一般に「人道に外れたひどい行為」の意味でも用いられる。
由来
中国の歴史書『史記』の「高祖本紀」に見える語。前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに著した同書で、劉邦が、義帝を殺害した項羽を「大逆無道」と非難した表現に由来する。「大逆」は君主・国家への重大な反逆、「無道」は人としての道に外れることを表す。
備考
現代では強い非難語であり、日常的な小さな裏切りなどには通常用いない。歴史・時代劇・評論などで、反逆や非人道的行為を厳しく糾弾する際に使われる。
別表記
- 大逆不道
補足
- 「大逆」は単に規模の大きい裏切りをいうのではなく、本来は君主・国家などへの重大な反逆を指す。
- 「無道」を「無動」などと書き誤らないよう注意する。
例文
- 罪のない人々を苦しめるその行為は、まさに大逆無道というほかない。
- 主君を裏切って国を敵に売り渡すとは、大逆無道な企てだ。
- 物語の悪臣は大逆無道の罪を犯し、厳しい処罰を受けた。