大敵当前
読み方:たいてき とうぜん
意味
強大で手ごわい敵が、すぐ目の前に迫っていること。「大敵」は強敵、「当前」は目の前にあることをいう。実際の戦争・競争相手についてだけでなく、重大な困難や危機が目前にある状況にも用いる。
由来
中国の正史『晋書』に見える語とされる。「大敵」は強大な敵、「当前」は目の前に当たる・目前にあるという意味であり、強敵を目前にした切迫した情勢を表した。『晋書』は唐代の貞観年間、646~648年ごろに編纂された。
備考
主に硬い文章や演説で用いる表現。現実の敵だけでなく、重大な課題・危機が目前に迫る比喩としても使われる。「当面」ではなく「当前」と書く。
補足
- 「大敵当面」と書くのは誤り。定着した表記は「大敵当前」。
- 「当前」を「とうまえ」と読まない。読みは「とうぜん」。
例文
- 大敵当前の状況では、味方同士が対立している場合ではない。
- 決勝戦では前年王者という大敵当前だが、チームは落ち着いて準備を進めた。
- 会社にとっては市場の急激な縮小が大敵当前であり、早急な対策が求められる。