大放厥詞
読み方
たいほう けっし
意味
自分の意見や主張を、はばかることなく盛んに述べること。また、その発言。勢いよく持論や大言を述べるという意味で、しばしば言い過ぎ・威勢のよさを批判的または皮肉にいう場合にも用いる。
由来
唐代(9世紀初め、819年ごろ)に韓愈が著した「祭柳子厚文」にある「大放厥辞」に由来する。「大放」は大いに放つこと、「厥」は「その」、「辞」は言葉の意で、もとは柳宗元の文章や言辞が自在に発揮されることを評した表現である。日本では「大放厥詞」とも表記され、盛んに意見を述べる意で定着した。
分類・構成
備考
「大放厥辞」とも書き、原典では「辞」が用いられる。現代では文章語・硬い表現であり、自由闊達な発言を指す場合と、威勢よく言い過ぎることを皮肉る場合がある。
誤用・混同注意
- 「厥」を「闕」と書くのは誤り。
- 「大放厥辞」は異表記であり、誤記ではない。原典では「辞」が用いられる。
- 「厥詞」は一般に「けっし」と読み、「けつし」とは読まない。
例文
- 会見で彼は、現行制度への不満を大放厥詞した。
- 酒席での彼の大放厥詞が、翌日の会議でも話題になった。
- 彼女は周囲の反対を恐れず、改革の必要性を大放厥詞した。
類義語
対義語
- 謹言慎行
- 沈黙寡言
- 寡言少語