大処着眼
読み方:たいしょ ちゃくがん
意味
物事の細かな部分だけにとらわれず、全体像・根本・最も重要な点に注目して考えること。「大処」は重要なところ、「着眼」はそこに目を向けることをいう。大局的な方針を立てる際などに用いる。
由来
南宋の儒学者・朱熹(1130~1200)の語録を弟子らが編纂した『朱子語類』(13世紀後半成立)に見える「大処着眼、小処下手」という趣旨の言葉に基づく。大事な点を見定めたうえで、具体的な小さな事柄から実行するという教えで、日本では「大処着眼、小処着手」の形でも定着した。
備考
「大処着眼、小処着手」と対にして用いることが多い。これは細部を軽視する意味ではなく、大局を見失わずに具体的な実行へ移すという意味である。
別表記
- 大所着眼
例文
- 新規事業の計画では、大処着眼の視点で市場全体の変化を捉える必要がある。
- 彼は細部の議論に流されず、大処着眼で問題の核心を指摘した。
- 改革は大処着眼、小処着手で進め、まず現場で可能な改善から始めよう。
分類
類義語
- 大所高所
- 大局観
- 巨視的視点