士別三日
読み方
しべつ さんじつ
意味
学問や修養に励む人は、わずかな期間会わないだけでも大きく進歩・変化していることがあるので、以前の印象にとらわれず、改めて目を見張って評価すべきだという意味。転じて、人の成長が著しいことをいう。
由来
中国・三国時代(3世紀、故事の時期はおよそ210年頃)の『三国志』呉志「呂蒙伝」の裴松之注に引かれる「江表伝」に由来する。呂蒙が学問に励んで見違えるほど成長したのを見た魯粛が、「士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし」と評した故事からできた。
分類・構成
備考
「士」は本来、学問や志をもつ人を指す。現在は性別を問わず、努力によって人が短期間で大きく成長することをたたえる表現として用いる。「刮目相待」と続けて引用されることも多い。
誤用・混同注意
- 「三日」を文字どおりの三日間だけと限定して解釈するのは不十分で、短期間の著しい成長をたとえる表現である。
- 「士別三年」などとするのは誤り。正しくは「士別三日」。
例文
- 海外研修から戻った彼女は専門知識を深めており、まさに士別三日の成長を見せた。
- 久しぶりに会った後輩の堂々とした発表に、士別三日という言葉を思い出した。
- 新人を入社当時の印象だけで判断せず、士別三日の心構えでその成長を見守るべきだ。
類義語
対義語
- 停滞不進
- 旧態依然
- 一成不変