埋頭苦幹
読み方:まいとう くかん
意味
一つの仕事や研究などに深く打ち込み、苦労をいとわず、黙々と努力すること。「埋頭」は頭を埋めるように一事に没頭すること、「苦幹」は苦労しながら仕事に励むことをいう。
由来
中国近代以降に用いられた漢語的表現「埋頭苦幹」に由来する。中国の文学者・魯迅が1934年の評論「中国人失掉自信力了嗎」で「埋頭苦干的人」と述べた用例が著名である。ただし、この語そのものの厳密な成立年や最初の用例は特定されていない。日本語では漢字を「埋頭苦幹」として四字熟語的に用いる。
備考
主に研究・仕事・学問などへ真剣に打ち込む姿を、やや硬い文章語として表す。「苦幹」は「苦労して働く」の意であり、「苦しい幹」と解釈しない。
補足
- 「苦幹」を「苦干」と書くのは中国語の表記としては見られるが、日本語の四字熟語としては通常「埋頭苦幹」と書く。
- 「埋頭」を単に『考え込むこと』の意味だけに限定しない。一つの物事に深く没頭する意である。
例文
- 彼は新薬の開発に埋頭苦幹し、十年をかけて研究成果をまとめた。
- 創業期の社員たちは、休日も惜しんで製品改良に埋頭苦幹した。
- 華やかな宣伝よりも、現場で埋頭苦幹する技術者の努力が会社を支えている。
分類
類義語
対義語
- 遊惰放逸
- 無為徒食
- 怠惰