坐臥不安
読み方:ざが ふあん
意味
座っていても寝ていても心が落ち着かず、不安でじっとしていられないこと。また、そのような状態をいう。心配事があって気がかりなときや、結果を待つ間に気持ちが安まらない様子に用いる。
由来
中国の敦煌写本に伝わる俗文学作品『敦煌変文集』所収の「葉浄能詩」に見える「一世以来、坐臥不安」という表現に由来するとされる。敦煌変文は主に唐代から五代頃、8〜10世紀ごろに成立・書写されたもので、「坐臥」は座ることと寝ること、「不安」は心が安らかでない意である。
備考
不安で落ち着かない状態を強調する、やや文章語的な表現。「坐臥不安の思い」「坐臥不安な日々」のように用いる。「座臥不安」とも表記する。
別表記
- 座臥不安
誤用・混同注意
- 「坐立不安」と混同されることがあるが、日本語の四字熟語としては通常「坐臥不安」を用いる。
例文
- 子どもの手術が終わるまで、両親は坐臥不安の思いで連絡を待っていた。
- 試験の合格発表を前にして、彼は朝から坐臥不安な様子だった。
- 重要な取引先から返事が来ないため、担当者は坐臥不安で仕事に手がつかなかった。
分類
類義語
- 坐立不安
- 焦燥不安
- 居ても立ってもいられない
- 忐忑不安