坐享其成
読み方
ざきょうきせい意味
自分では努力や苦労をせず、他人が成し遂げた仕事・成果・利益をそのまま受け取って享受すること。「坐」は座ったまま何もしないこと、「享」は受け取って味わうことを表す。多くは、他人の努力にただ乗りする態度を非難・批判する意味で用いる。由来
中国の明代(15~16世紀)の思想家・王守仁(王陽明、1472~1529)の書簡『与顧惟賢書』に見える「坐享其成(坐して其の成るを享く)」に由来するとされる。自らは行動せず、他人が完成させた成果だけを受け取る意から、日本でも四字熟語として用いられるようになった。備考
一般に「努力せずに他人の成果へただ乗りする」という非難を含む語である。表記は「坐享其成」が標準的だが、「座享其成」と書かれることもある。例文
- 共同研究では、他人の作業に参加せず成果だけを受け取るような坐享其成の態度は許されない。
- 彼は先輩たちが築いた取引先との信頼を利用して、坐享其成していると批判された。
- 制度を整える側の苦労を知らずに利益だけを求めれば、坐享其成だと思われかねない。