四海兄弟
読み方:しかい けいてい
意味
世界中の人々は、国籍・身分・民族などの違いを超えて皆兄弟のように親しく、助け合うべきだという考え。広く人類の連帯や国際的な友愛を表す。
由来
中国の古典『論語』顔淵篇にある子夏の言葉「四海之内、皆兄弟也(四海の内、皆兄弟なり)」に基づく。ここでの「四海」は中国を取り囲む四方の海、転じて天下・世界を意味する。『論語』は春秋時代の孔子とその弟子たちの言行を、紀元前5世紀ごろから紀元前3世紀ごろにかけて編纂した書物とされる。
備考
「四海」は単に四つの海を数える語ではなく、天下・世界の意。現代では人類愛や国際友愛を表す、やや格調高い表現として用いる。原典では「四海之内皆兄弟」とある。
補足
- 「四海」は「四つの海」だけを指すのではなく、天下・世界を表す語である。
- 原典の「四海之内皆兄弟」を、血縁上の兄弟だけを意味する表現と解するのは不適切。
例文
- 国籍や宗教の違いを越え、四海兄弟の精神で支援活動に取り組む。
- この国際交流会は、参加者に四海兄弟の思いを実感させた。
- 四海兄弟という理念に立ち、海外からの来訪者も同じ社会の仲間として迎えたい。