和合一味
読み方:わごう いちみ
意味
多くの人が争いや隔たりをなくし、心や行いを一つにして仲よく協力すること。もとは仏教で、僧侶や信者が同じ教えのもとに調和し、一体となって修行・生活することをいう。
由来
仏教語。「和合」は争わずに調和すること、「一味」は本来「同じ味」の意から、区別なく一つに溶け合うことを表す。僧団が同じ仏法のもとで心を一つにする理想を示す語として用いられてきた。初出となる特定の仏典や正確な成立年代は未詳である。
備考
主に仏教・宗教団体の文脈で用いられる、やや硬い表現である。一般の組織や地域についても、強い結束と調和を称賛する語として使える。「一味」はここでは仲間を指す俗な用法ではない。
誤用・混同注意
- 「一味」を「犯罪仲間」などの意味に限定して解釈しない。この語では「同じものとして一体になる」の意である。
- 「一味和合」は語順を替えた別の熟語として用いられることがあり、「和合一味」の単なる表記替えではない。
例文
- 地域の住民が和合一味となって、祭りの準備を進めた。
- 困難な事業を成功させるには、部署を越えて和合一味で取り組む姿勢が必要だ。
- 住職は法話で、寺の門徒が和合一味の心を大切にするよう説いた。
分類
類義語
対義語
- 反目離間
- 分裂抗争
- 同床異夢