含英咀華
読み方:がんえい そか
意味
詩文や学問に含まれる美しい表現・深い内容を、花を口に含んで味わうように、十分に読み込み味わうこと。転じて、文学作品などの真髄を深く理解し、鑑賞・研究することをいう。
由来
中国・唐代の文学者、韓愈(768~824)の文章「進学解」にある「沈浸濃郁、含英咀華」に基づく。ここで「英」「華」は花の意で、美しい文章の精華を口に含み、かみしめて味わう姿にたとえたもの。成立は唐代、9世紀初頭(「進学解」はおおむね819年ごろとされる)。
備考
主に文学・詩文・古典を深く味わいながら読む場面で用いる、文章語的で硬い表現。「英華を含み咀む」という比喩から、単なる暗記や速読ではない丁寧な鑑賞・研究を表す。
補足
- 「咀」を「姐」「阻」などと書き誤らない。
- 「そか」を「しょか」と読まない。
- 単に文章を読む意味ではなく、内容や表現を深く味わう意味である。
例文
- 古典の詩を含英咀華するには、現代語訳だけでなく原文の語感にも注意を向ける必要がある。
- 彼女は一編の小説を何度も読み返し、含英咀華するように作品世界を味わった。
- 速読で知識を得ることも大切だが、名作を含英咀華する時間もまた貴重である。
分類
類義語
- 熟読玩味
- 吟味玩味
- 含蓄咀嚼