名不虚伝
読み方
めい ふ きょでん
意味
名声や評判が、実際の能力・内容に見合っており、うわさだけではないこと。評判どおりに優れていることを、ほめていう。「名声はむなしく伝わるものではない」という意からいう。
由来
中国の歴史書『三国志』魏書「徐邈伝」に見える語とされる。『三国志』は西晋の陳寿が3世紀後半(およそ280年代以降)に編纂した史書で、「名声は根拠なく伝わるものではない」、すなわち評判には実質が伴っている、という意味で用いられた。
分類・構成
備考
人・店・作品・技術などについて、評判が実力を伴っていることをほめる語。「名不虚伝の名店」「その実力は名不虚伝だ」のように用いる。
誤用・混同注意
- 「名が伝わらない」という意味ではない。評判が実質を伴うという肯定的な意味である。
- 「名不虚転」と書くのは誤り。正しくは「名不虚伝」。
例文
- その店のうなぎは名不虚伝で、長い行列ができるのも納得の味だった。
- 彼女の演奏は名不虚伝のすばらしさで、会場を深い感動に包んだ。
- 受賞歴だけでなく仕事ぶりも確かで、彼が名不虚伝の職人であることが分かった。