史不絶書
読み方:し ふぜっしょ
意味
歴史に記録されるほどの重大な出来事、特に悪事・不正・騒乱などが、次から次へと絶えず起こること。「史」は歴史を記す役人、「書」は書き記すことをいう。
由来
中国の古典『春秋左氏伝』に見える語に基づく。「史(史官)が書くことを絶やさない」という構文から、記録すべき事件や悪事が絶えない意となった。『春秋左氏伝』は春秋時代(前8世紀〜前5世紀)の事件を扱い、現行本の成立は戦国時代ごろとする説が有力だが、正確な成立年は不明である。
備考
日常会話ではあまり使われず、文章語・評論語として用いられる。単に出来事が多いというより、非難・批判すべき事件が続く文脈で使うことが多い。
別表記
- 史不絕書
例文
- 政治家の不祥事が相次ぐ現状は、まさに史不絶書というほかない。
- 戦乱と政変が続いたこの時代は、史不絶書の様相を呈していた。
- 企業の不正が次々に発覚し、今年は史不絶書の年となった。