博学篤志
読み方:はくがく とくし
意味
広く多くのことを学び、志をひたむきに堅く保つこと。また、そのような学問への態度や人物をいう。「博学」は幅広く学ぶこと、「篤志」は志を厚くし、真心をもって目標に向かうことを表す。
由来
中国古典の『論語』子張篇にある、子夏の言葉「博学而篤志、切問而近思、仁在其中矣(博く学びて志を篤くし、切に問いて近く思う。仁はその中にある)」に基づく。「而」を省いて四字にした形である。『論語』は春秋時代末の孔子(前551~前479)とその門人の言行を、戦国時代頃までに編纂したものとされる。
備考
現代では校訓・教育理念・人物評などで用いられやすい語である。「篤志」は現在では慈善や寄付に熱心な意でも使われるが、この語では主に「志を篤くする」の意である。
補足
- 「篤志」を現代語の「慈善・寄付に熱心な志」だけの意味に限定して解釈するのは不十分で、出典では「志を篤くすること」をいう。
- 「博学篤志」は『論語』の原文そのままではなく、原文の「博学而篤志」から「而」を省略した四字形である。
例文
- 彼は博学篤志の研究者であり、専門外の分野にも学びの手を広げている。
- 本校は、博学篤志の精神を教育理念として掲げている。
- 博学篤志を旨として、知識を得るだけでなく、自分の志を深めることが大切だ。
分類
類義語
対義語
- 浅学寡聞
- 無学無識