前途洋洋
読み方:ぜんと ようよう
意味
将来の行く先が広く開け、希望に満ちていること。これからの発展や成功が大いに期待できる、明るい見通しをいう。主に若者の将来、事業や組織の発展などを評価・祝福する場面で用いる。
由来
「前途」はこれから進んでいく先、将来のこと。「洋洋」は水面が広々としているように、広大で果てしないさま、また盛んなさまを表す語である。この二語を組み合わせ、将来が大きく開けている意を表した漢語的な四字熟語である。特定の中国古典に定型句としての明確な出典は確認しにくく、日本では近代以降に広く定着したとされる。成立した正確な年は不詳。
備考
「洋洋」は「ようよう」と読み、希望に満ちて将来が開けているという肯定的な意味で用いる。祝辞や文章語でよく使われる。「陽陽」「揚揚」とは書かない。
別表記
- 前途洋々
誤用・混同注意
- 「前途陽陽」と書くのは誤り。正しくは「前途洋洋」。
- 「前途揚々」と書くのは誤り。「揚々」は得意そうなさまを表す別語。
- 「洋洋」を単に明るい・陽気な意味と誤解しない。ここでは将来が広く開けている意である。
例文
- 卒業生たちの前途洋洋たる未来を、心から祝福します。
- 新しい技術を身につけた彼女は、まさに前途洋洋だ。
- 市場の反応も良く、この事業は前途洋洋といえる。