前人未到
読み方:ぜんじん みとう
意味
これまでに、だれも到達したことのない場所・記録・境地などをいう。先人を含め、前例となる人がまだ達していないほど新しく、困難で卓越した事柄に用いる。
由来
漢文調の「前人(先人)が未だ到らない」という語句を四字に縮めた表現とされる。中国古典の特定の一書を典拠とする故事成語ではなく、日本では近代以降に「前例のない到達」を表す慣用的な四字熟語として定着したと考えられる。正確な成立年・最初の用例は未詳。
備考
「前人未踏」とほぼ同義で使われるが、「未到」は到達していないこと、「未踏」は足を踏み入れていないことに重点がある。人・場所・記録・学問の境地などに用いる。
補足
- 「前人未踏」と混同されやすいが、両者は別の熟語である。
- 「前人未倒」と書くのは誤り。
例文
- その登山家は、前人未到のルートから山頂を目指した。
- この発見は、前人未到の研究領域を切り開く成果として注目された。
- 彼女は前人未到となる大会十連覇を達成した。