前代未聞
読み方:ぜんだい みもん
意味
これまでの時代に聞いたことがないほど、珍しく前例のないこと。特に、事件・記録・規模などが過去に例を見ないほど異例であることを強調していう。
由来
「前代」はこれまでの時代・過去の世代、「未聞」はまだ聞いたことがないことを表す。中国古典に見られる「前代に未だ聞かず」という漢文調の表現に基づくとされるが、四字熟語としての正確な初出文献・成立年代は特定されていない。日本では漢文訓読などを通じて定着した。
備考
主に事件・記録・規模などを強調する硬い表現。過去に前例がないことをいう語であり、将来も起こらないという意味までは含まない。後代まで含意する「空前絶後」とはニュアンスが異なる。
補足
- 「ぜんだいみぶん」と読まない。正しくは「ぜんだいみもん」。
- 「後代にも決して例がない」という意味まで含むとするのは不正確。その意味を強く表すのは通常「空前絶後」。
例文
- この規模の停電は、この地域では前代未聞の出来事だ。
- 研究チームは前代未聞の速度で新素材の開発に成功した。
- 前代未聞の豪雨に備え、自治体は避難所を追加で開設した。
分類
類義語
- 未曾有
- 空前絶後
- 前例のない
- 史上初
対義語
- 日常茶飯事
- ありふれた出来事
- 平凡な出来事