再思三省
読み方
さいし さんせい
意味
物事を何度もよく考え、自分の行動や考えに誤りがないか繰り返し反省すること。「再思」は考え直すこと、「三省」は何度も自分を省みることをいう。「再」「三」は厳密な回数ではなく、十分に・繰り返しという意味で用いられる。
由来
「三省」は、曾子が毎日自分自身を省みると述べた『論語』学而篇の「吾日三省吾身」に基づく。「再思」は二度三度と考え直す意であり、両語を組み合わせて、慎重な思考と自己反省を表す四字熟語となった。語の基盤である儒家思想は春秋戦国期(紀元前5~3世紀ごろ)に形成されたが、この四字熟語としての成立時期は明確ではない。
分類・構成
備考
文章語・教訓的な表現として用いられる。「三省」は単なる後悔ではなく、自分の言動を点検して改善につなげる反省を指す。「三」は実数の三回ではなく、「何度も」の意。
誤用・混同注意
- 「再思三省」を「さいしさんしょう」と読むのは誤り(正しくは「さいしさんせい」)。
例文
- 重要な契約に署名する前には、内容を再思三省しておくべきだ。
- 彼女は失敗の原因を再思三省し、同じ過ちを繰り返さないよう努めた。
- 進路を再思三省のうえで決めたため、彼は自分の選択に納得している。