先入為主
読み方
せんにゅう いしゅ
意味
最初に聞いた情報や最初に抱いた印象が強く心に入り込み、その後の判断や考え方の基準になってしまうこと。先に得た知識・意見にとらわれて、物事を客観的・公平に見られなくなるという、批判的な意味で用いる。
由来
中国後漢の班固が1世紀ごろに編纂した歴史書『漢書』の「息夫躬伝」にある「無以先入之語為主(先に耳に入った言葉を主な判断材料としてはならない)」に基づく。「先に入ったものが主となる」という意味から、先入観に左右されることを表す成語となった。
分類・構成
備考
多くは「先入為主に陥る」「先入為主を避ける」のように、判断の偏りを戒める文脈で使う。「先入観」と近いが、先に得た情報が後の判断を支配する点を強調する。
例文
- 採用面接では第一印象による先入為主を避け、応募者の実績を多角的に評価する必要がある。
- 一部の報道だけで事件の全体像を決めつけると、先入為主の判断に陥りかねない。
- 彼はその店に悪い評判があると聞いていたため、先入為主で接客まで悪く感じてしまった。
類義語
- 先入観
- 固定観念
- 予断
- 思い込み